■タイプ 赤 (Red Wine) ■ボディー 重 ■産地 南アフリカ  W.O.ステレンボッシュ (South Africa)   ■ぶどう品種 カベルネ・ソーヴィニョン100% (Cabernet Sauvignon) ■生産者 アーニー・エルス・ワインズ ■熟成・醸造 300Lのフレンチオークで17ヶ月熟成(新樽比率20%) ■アルコール度数 14.5% 2014年ヴィンテージコメント (2017年10月27日試飲) カシス、ブラックベリーなどを思わせる果実香、燻し香、カラメル香、チョコレート、木質香、燻し香、ナツメグ・胡椒などのスパイス香、大地のイメージ、腐葉土、鉱物を感じるミネラル、僅かに杉の葉をイメージする青味の要素などが複雑に香ります。

口の中に凝縮した濃い果実味が豊かに広がります。

アルコールを強く感じボリュームがあり、比較的豊かな酸とミネラルに富み、骨格のしっかりした骨太の味わいです。

タンニンは強く収縮感があり、未だ荒々しさを残しますが、尖ったところはありません。

余韻は長く、果実の凝縮感と共に、苦味と収斂性を後味に強く意識します。

骨太で力強くパワフル、凝縮感があり未だ荒らしいイメージを残しますが、洗練されたスタイルで、旨みの要素はあくまでもスムーズに膨らみます。

今後の熟成によりさらに評価を上げる逸品と言えます。

麦ちゃん評価 4.2点  ※麦ちゃん評価とは? 2012年ヴィンテージコメント (2014年10月7日試飲) カシス、ブラックベリー、乾燥果実などを思わせる果実香、ミルキーな風味、ヴァニラ香、チョコレート、ナッティーな風味、燻し香、杉を思わせる青味の要素、ブラックペッパー・ナツメグなどのスパイス香、大地のイメージなど複雑に豊かに香ります。

口の中に程よく凝縮した濃い果実味が広がります。

アルコールを強めに感じ、ボリュームがあり、比較的豊かな酸を備え、骨格のしっかりした味わいです。

タンニンは強くやや収縮感はあるもののあくまでもシルキーで柔らい印象です。

骨太でパワフルで飲み応えありますが、洗練された繊細さも持ち合わせた印象です。

余韻は長く、果実の旨みと共に、樽熟成から由来する風味、アミノ酸を思わせる旨味、発酵食品を思わせる旨味などが現れます。

凝縮した濃い果実の旨みが広がるパワフルで飲み応えある味わいですが、洗練された繊細さも持ち合わせ、旨味の要素は徐々に膨らむクラシカルなイメージの素晴らしいカベルネです。

今後の熟成が大いに期待出来るワインです。

麦ちゃん評価 4.15〜4.2点  ※麦ちゃん評価とは? 2011年ヴィンテージコメント (2013年7月15日試飲) カシス、ブルーベリーのジャムなどを思わせる果実香、ミルキーな要素、黒糖、ヴァニラ香、胡椒・ナツメグなどスパイス香、燻し香、カラメル香、大地のイメージ、埃っぽい要素など複雑に豊かに香ります。

口の中に凝縮した濃い果実味が広がります。

比較的豊かな酸があり骨格のしっかりした骨太の味わいです。

タンニンは強く収縮感も強く感じ、荒々しい印象ですが、刺々しいところはありません。

アルコールを強めに感じ、パワフルで力強くふくらみのある豊かな味わいです。

余韻は長く、果実の旨味と共に、ビターチョコレート、カラメルの風味、タンニンから由来する苦味などが現われます。

凝縮した濃い果実味と強めなタンニンが特徴的なパワフルで力強く荒々しささえ感じる骨太の1本です。

今後の熟成が大いに期待出来るワインです。

麦ちゃん評価 4.2点  ※麦ちゃん評価とは? 南アフリカのワインの凄さの要因 穏やかな地中海性気候の下、ブドウ栽培に最適な気候に恵まれた南アフリカ・ケープタウン周辺では、350年も前から伝統的に高品質なワインを造り続けてきました。

歴史的には、カリフォルニアやオーストラリアなどの国々より100年以上も早いのです。

しかし高品質なワインが造られるようになったのは1990年代前半にアパルトヘイトが終わってからとなります。

アパルトヘイトが終わり、国際市場の中で自由に貿易ができるようになった南アフリカワインは、約600のワイナリーが存在し、数多くの高品質なワインを生産しています。

最近では国際的なワイン大会で数多くの賞を受賞し、世界中のワイン専門家達にも絶賛されている最も注目されている国の一つです。

また、ブドウ畑の景色の美しさは世界一と言われ、訪れる人を魅了しています。

南アフリカ・ケープタウン周辺では、あまり農薬を使用しなくても良いほど、ブドウ栽培に最適な気候に恵まれています。

それは、豊かな太陽の恵みと、強い風が様々な病気や害虫を寄 せつけないからです。

収穫時期( 2月〜3月)には、ほとんど全く雨が降りません。

一般的には、防カビ剤を必要な時に散布する程度で、防虫剤や除草剤などを使用しないワイナリーが多いのです。

具体的には、例えば、防虫剤を使用せずに、畑にアヒルやホロホロ鳥を放し飼いにしていたり、化学肥料の代わりに鶏糞や有機肥料を使用しています。

また、除草剤の代わりにブドウ畑に麦を植えて雑草が生えないようにしているなど、環境に配慮した栽培を行っています。

そして収穫は丁寧に手摘みされています。

また、政府による厳しい環境基準(IPW:環境に優しいワイン生産プログラムのガイドライン)が設けられており(世界でも最も厳しい基準の国の一つで、欧米やオーストラリアなどの国々が見学に訪れています)、減農薬・酸化防止剤微量使用、リサイクルの徹底など、環境的にも人体的にも健康的なワイン造りが行なわれています。

酸化防止剤の使用量の許可基準については、ドイツ( 300mg/L以下)やフランス(350〜 400mg/L以下)などのヨーロッパの国々に比べても使用制限量が一番低く設定されています(南アフリカでは250mg/L以下)。

保存料(ソルビン酸)なども使用されていません。

収穫量も大抵のワイナリーは平均5〜8トン/ヘクタール前後で生産量を抑えながら、むしろより良質なブドウを栽培することに努めています。

このように南アフリカでは、生産者ができる限りの自然な方法で丁寧にブドウを栽培しています。

アーニー・エルス カベルネ・ソーヴィニョン 南アフリカの著名なプロゴルファーのワイナリー ワイン造りはゴルフに似ている。

どちらの努力も最終的には自然が決めるのだ! アーニー・エルス・ワインズ ERNIE ELS WINES アーニー・エルス・ワインズは、南アフリカ有数のワイン生産地、ステルンボッシュに1999年に設立されたワイナリー。

オーナーのアーニー・エルスは、優雅なスイングと温厚な性格からThe Big Easy(ビッグ・イージー)というニックネームで知られている南アフリカ・ヨハネスブルグ出身のプロゴルファーです。

ケープタウンの郊外、風光明媚なヘルダーバーグ自然保護区の程近くで、欧州にも比肩するプレミアムワインを作り出しています。

アーニーエルスのワイン造りを任されているのは、類稀な才能を持つルイス・ストライドムというワインメーカーです。

彼の手掛けるワインは、これまで、数々の受賞歴とともに”ワインスペクテーター”や南アフリカのバイブル的ワインガイドブック”プラッターズ・ガイド”等で最高評価を受けてきました。

1999年のワイナリーの創業以来、アーニーとともに歩み続け、現在、アーニー・エルスの全てのワイン造りに携わり、世界トップクラスのワイン造りに意欲を燃やしています。

スポーツ界で最も有名な人物の一人であるアーニーエルスですが、彼の卓越した向上心や集中力、あるいは鍛錬があるからこそ、プレミアムワインの生産という冒険を可能にしているのです。

同時にアーニーは南アフリカの主要な使節の一人であり、アーニー自身「ワイン造りはゴルフに似ている。

どちらの努力も最終的には自然が決めるのだ」と引用するように、ステルンボシュ特有のテロワールを大切に、それを生かした南アフリカを代表する素晴らしいワインを造っています。

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ショップ ワインブティックヴァンヴァン
税込価格 3,646円